2025/04/21
家の入口は、日々の暮らしに欠かせない大切な場所です。
特に足元の段差が気になる場合や車椅子・ベビーカーの利用が多い家庭では、玄関に設置することで移動のしやすさが大きく向上します。
広島でもバリアフリー化を進める家庭が増えており、スロープの設置を検討する方が多くなっています。
しかし安全で快適なを作るためには、勾配や素材デザインなどに工夫が必要です。
この記事では、スロープ設置のメリットや設置時のポイントについて詳しく解説します。
玄関スロープを設置するメリット
玄関にスロープを設置する最大のメリットは、移動のしやすさが向上することです。
高齢者や車椅子利用者にとって、段差のある玄関は大きな障害となります。
設けることで安全に出入りができるようになり、転倒リスクを軽減できます。
小さな子どもがいる家庭ではベビーカーの出し入れがスムーズになるため、毎日の生活がより快適になるでしょう。
荷物を運ぶ際にもスロープは役立ちます。
例えば重い買い物袋や大きな家具を運び込むとき段差があると持ち上げる手間がかかりますが、あればスムーズに移動できます。
このように日常の利便性を高めるためにも、スロープの設置は多くの家庭で検討する価値があります。
デザイン面でも、家の外観をスタイリッシュに見せる要素となるのです。
最近ではモダンなデザインや自然素材を活かしたスロープが増えており、玄関周りをおしゃれに演出することが可能です。
レンガやタイルを組み合わせたり植栽と調和させたりすることで、単なる機能的な設備ではなくデザインの一部でも活用できます。
広島で玄関スロープを設置する際のポイント スロープを設置する際には、まず勾配(傾斜の角度)を適切に設定することが重要です
。急な傾斜では歩行が困難になり、車椅子での移動もしづらくなります。
一般的に、勾配は1/12(1メートル進むごとに高さが8.3センチ上がる)程度が理想とされています。
もしスペースに余裕がある場合はさらに緩やかな勾配にすることで、より快適に使用できます。
素材選びも慎重に行う必要があります。
表面が滑りやすい素材だと雨の日に転倒のリスクが高まるため、滑りにくい加工が施されたコンクリートやゴム製のシートを使用すると安全性が向上します。
タイルやレンガを使用する場合は表面に凹凸のあるものを選ぶことで、足元の安定感を確保できます。
幅も重要なポイントです。狭すぎると車椅子やベビーカーが通りにくくなり、利便性が低下してしまいます。
最低でも90センチ以上の幅を確保することで、スムーズな通行が可能になります。両側に手すりを設置することで、さらに安全性を高めることができます。
特に高齢者の方が利用する場合はしっかりとした手すりを設置することで、歩行時の不安を軽減できるのです。
スロープの設置場所によっては、雨水の流れを考慮する必要があります。
広島は年間を通じて降水量が多い地域のために水が溜まらないよう、適切な排水計画を立てることが重要です。